【解説します】幅広い年代で手を衝いたときにに起こりやすい骨折といえば② <健康/医療>
前回の記事では橈骨遠位端部骨折で最も多いコーレス骨折について書きました。
今回の記事ではもう1つの橈骨遠位端部の骨折。スミス骨折について書いていきます。
★スミス骨折
スミス骨折は橈骨遠位端部の屈曲型と区分されます。
◎発生原因
多くは手背を衝き転倒した際に発生します。
また、手の平を衝き前腕の遠位端部に過度の内側に捻る力が加わった際にも発生します。
骨折部はだいたい手首から1~3cm離れている所です。
◎症状
(1)変形は尺骨遠位端部が背側方向に出っ張ります。遠位骨片が掌側に転位するため骨節部の厚さと幅が著しく増大し、さらに掌側転位が高度になり、近位骨片に騎乗かつ短縮すると鋤状変形します。
ちなみに鋤とはこういうものです。
◎固定後の後療法
コーレス骨折に準じて行います。
◎合併症・後遺症
コーレス骨折と同様です。