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【Love♡blood ~AB型女×AB型男 ~】 第1話 プロローグ 血液型攻略エッセイ <占い/Lovea&blood>

 

血液型攻略エッセイ  Love♡bloodラブラッド ~私と彼の出逢い~

この血液型攻略エッセイは、それぞれの血液型4種類の男女が出逢い、付き合い、そして結婚するまでの人生を、4×4=16のストーリーとして、紹介していくもの。16組の恋の始まりは同じ出会いの場なのに、血液型の違いから全く違った未来になって行く…それぞれの血液型の男と女が織りなす恋物語を、ストーリーテラーが紡いでいきます。さあ、それでは今日も「16通りの運命の扉」を開いてみましょう!

 

(登場人物)
AB型女性:涼宮麗奈すずみやれいな 愛称:れい 25歳 天秤座 漫画家
AB型男性:風間伸治かざましんじ  愛称:しんじ 27歳 水瓶座 システムエンジニア

 

【AB型女性・涼宮麗奈とAB型男性・風間伸治の出逢い】

 

プロローグ

 

―――原稿が仕上がった。

毎月、締め切り前は本当に疲れる。

栄養ドリンク剤が転がっているデスク。
乱雑に散らばったお菓子の袋。

漫画家がこんなに大変な仕事だとは思ってもみなかった。

2年前に“新人賞”を取ったときは天にも昇る気持だったけど、いざ連載を持ってみるとやめたくなるくらいに激務。

取り合えず、今から寝よう。

『これ、仕上がったからトーンよろしく。私、寝るから』

アシスタントに指示だけ出して仮眠室に入る。

鏡を見ると、すっぴんに眼鏡。脂ぎった髪のいかにも根暗そうな女の顔がそこにある。

『はぁ……』

作品と作者は別物とはよく言ったものだ。

現在、私が連載している内容は、正統派学園物のラブコメ。
読者はきっと、こんなしょうもない女が描いてるなんて思わないだろう。

あはは。
何だか笑える。

あ~、しょうもな。

ブブブブ……
ブブブブ……

ベッドに入ろうとしたとき、スマホが鳴る―――

なんだよ、もう。
眠いってのに。

面倒だけど、大事な要件だと困るので、確認だけしてみる。
LINE……

差出人は“美智子”。
私の悪友だ。

ええ、と。

「レイ、お疲れ。あのさ、ダメ元で聞くんだけど“合コン”参加しない? 参加予定の女の子が急に来られなくなっちゃって。来てくれたら助かる!」

は?

私が合コンなんて、何考えてんのあの子。
参加するわけないじゃん。

……ん、待てよ。

今度、連載漫画の主人公が合コンに参加する設定だったよね、確か。

うん、オトコになんか興味ないけど、いい機会だ。行ってみようか。
作品にはリアリティ、大事だ。

「ああ、行く。いつ?」

眠いのも手伝って、何の気なしに“OK”をした―――

 

二人のファースト・コンタクト

 

今日は合コンの日だ……。
ベットの上で目を覚まして、思い出す。

今、何時だ?
時計の針は18時を指している。あ~、準備しなきゃ。

カーテンを開けると、雨が降っている。
うわ~、ないわぁ……。

私の気分に反するかのように、雨が窓を叩く。

軽はずみに“OK”なんて言わなきゃよかった。

言っても仕方がないので、ベッドから立ち上がり準備を始める。

久しぶりの化粧だ。
いつも“すっぴん”だから何だか変な気分……。

薄~くメイクをしておく。
流石に身だしなみくらいはキチンとしないと、美智子から文句を言われるだろう。

素敵な出会いなんて、アニメや漫画の中でだけ。
ま、恋愛モノを描いてる私がいう事じゃないんだろうけど。

モノトーンの地味な上下にカーディガンを羽織る。
まぁ、“つくり”は悪くないんだろうけど、そもそも恋愛にそこまで興味がないんだよね。

あ、そろそろ時間だ。
今出れば、約束の時間には間に合うはずよね。

『行くか…!』

自分を励ましつつ、雨の中、約束の場所へ向かった。

電車の中は人でごった返している。
ゲ~、満員じゃん……

もともと人と関わりたくなくて、今の仕事を選んだのに。
何が悲しくてこんな“ごった煮”みたいな電車に乗んなきゃいけないの……。

あーあ、
家でレトロゲームでもしときゃ良かったかな。

そうだ、お金持ちになった“空想”をしよう!
昔から、こうして嫌なことがあると私は現実逃避をする癖がある。

今回も例にもれず、プール付きの別荘に住んでいる様子を思い浮かべて、リアルから目を背ける―――

「次は、溜池山王~」

のインフォメーションにギクリとする。

えっ!

気がつくと、待ち合わせのお店がある麻布駅を二駅乗り過ごしていた。

しまった~
完全に遅刻。

……まぁ、仕方ない。やっちゃったものはどうにもならないし。
すぐに美智子へLINEして、「遅れるよ」と連絡する。

謝ればOKよね。
うん、そうだ。そうしよう

―――お店に到着したのは、8時20分だった。

雨は止んでいるけど、濡れたくないから水たまりを避けながら歩いた。
心の中で「ゴメン」と美智子に謝りながら。

取り合えず店のドアを開け、美智子を探す。

えっと……
あ、いた!

少し早歩きで美智子のいるテーブルへ。

「ちょっと、レイ! 来ないかと思ったよ!」

『本当ゴメン! 電車乗り過ごしてさ……』

「何それ? 天然すぎるでしょ! 先に飲んでたから、レイも注文して。」

まぁ、怒られて当然だよね。
20分も遅刻したんだから仕方ない。

『じゃあ…… そうだ、カンパリソーダにしよう』

「はいはい、自分で頼みなさいよね」

美智子からたしなめられ自分でオーダーする。

さて、やっと落ち着いた。
目の前には、細身で陰のある男とマジメが服を着たような男が二人。

意外と美智子って男選びは固いんだよな。
まぁ、チャラ男よりはよっぽど良いんだけど。

「レイも来たことだし、改めて自己紹介しましょうか!」

誰も一言も発しないので、美智子がリードしてくれる。
目線で“ほら、自己紹介して”と促してくる。

『初めまして。涼宮麗奈と言います。遅れてスイマセン。』

取り合えず、これで良いか。

「私は恒石淳です。銀行員です。よろしくお願いします。」

マジメ男は銀行員か……
なるほど。

「僕は風間伸治です。システムエンジニアやってます。アニメが好きで、今“虹色ドロップス”にハマってます。」

『えっ!』

「え?」

しまった!!
つい声に出てしまった。

“虹色ドロップス”は、私の尊敬する“木崎リサ先生”の作品だ。
この男、とぼけた顔をして、なかなか良い趣味してるじゃない!

俄然興味が出てきた。

『私も、“虹ドロ”大ファンなんです! あの、絵が良いですよね。人物だけじゃなく風景とか。』

「うわぁ~嬉しいなぁ! 僕もそう思って観てたんです! 声優さんのチョイスもグッときますしね!」

何だ、こんな人もいたんだ……
こんなに感性が合うなんて、珍しい。

―――これが、風間伸治さんと私の最初の出逢いだった。

 

■ストーリーテラーからの一言
AB型女性もAB型男性も、自分の美学やこだわりを持っています。でも、かなりシャイな者同士なので、なかなか打ち解けるのに時間がかかります。しかし、間に「積極的な人」が入ってくれると、関係性はスムーズに。趣味や価値観、感性が似ている二人なので、意気投合することも多いでしょう。お互いが相手の内面に惹かれる組み合わせなので、精神的な結びつきが濃いカップルになれると言えます。AB型女性は、もう少し自分の感情に目を向けてみましょう。きっとそれはライクではなくラブだと気づくはずです。

⇒AB型女×AB型男の詳しい相性はこちら
⇒AB型女×AB型の第二話 合コンにて
⇒AB型女×AB型の第三話 付き合いのきっかけ
⇒AB型女×AB型の第四話 そして交際へ…
(脇田尚揮/ライター)

 


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